─ マネジメントのかたちが、いま、大きく変わろうとしています。組織の一部の人が管理し、動かす時代から、一人ひとりがチームを動かす一員として、成果を生み出す時代へ。NOKIOOでは、この考え方を「全員マネジメント」と名付け、現場での実践と形式知化を重ねてきました。個々の強みを活かし、自走しながら、チームとして目的に向かって動く。そんなチームづくりに手応えを感じている現場もあれば、「誰かがリードしないと動かない」「マネジメントに疲弊している」と、理想とは離れているという声も、まだまだ多く聞こえてきます。─ 実践と研究の対話でひもとく、全員マネジメントの可能性今回のイベントでは、経営学の研究知見と定量・定性的な分析技術をもとに企業支援を行う株式会社ビジネスリサーチラボ 代表・伊達洋駆氏をゲストに迎え、NOKIOOの小田木との対話を通じて、「全員マネジメント」がチームと成果にどのような変化をもたらすのかを多角的に捉えていきます。さらに、NOKIOOが独自に行った「全員マネジメントの実践に関するリサーチ」も共有。伊達氏の視点を交えながら、現場で実際に“動き出したチーム”が、どのように成果を生み出していったのか、そのリアルを深掘りします。「うちのやってることも、“全員マネジメント”的だったのかも!」「もっとチームの力を引き出すには、こう考えればいいのか!」そんな気づきを持ち帰り、現場で一歩を踏み出すヒントを見つける90分。人材育成・組織づくりに関わるすべての方に、“感じて、考えて、話したくなる”場をお届けします。ゲスト 株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役 伊達 洋駆 氏神戸大学大学院経営学研究科 博士前期課程修了。修士(経営学)。2009年にLLPビジネスリサーチラボ、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。以降、組織・人事領域を中心に、民間企業を対象にした調査・コンサルティング事業を展開。研究知と実践知の両方を活用した「アカデミックリサーチ」をコンセプトに、組織サーベイや人事データ分析のサービスを提供している。著書に『イノベーションを生み出すチームの作り方 成功するリーダーが「コンパッション」を取り入れる理由』(すばる舎)や『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』(すばる舎)、『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』(共著;日本能率協会マネジメントセンター)などがある。2022年に「日本の人事部 HRアワード2022」書籍部門 最優秀賞を受賞。東京大学大学院情報学環 特任研究員を兼務。