なぜ企業は、人材育成施策を打っても、学びを組織に根づかせられないのでしょうか。「学ぶ文化をつくりたい」と考える企業は少なくありません。しかし実際には、研修機会を増やしても、学習支援制度を整えても、現場での学び合いや知識共有が定着せず、人材育成が一過性の取り組みに終わってしまうことがあります。学びを根づかせるには、制度だけでなく、学びが生まれ、続き、実務につながる“場”や、その土台となる“マネジメント”のあり方を見直す必要があります。今回のトークライブでは、株式会社ビジネスリサーチラボの伊達洋駆さんをゲストに迎え、NOKIOO代表・小川健三とともに、「組織内での学びのカルチャー」と「マネジメント変革」をテーマに議論します。人が実務のなかで学び合う関係性や場を捉える「実践共同体」に関する研究知見を手がかりにしながら、なぜ学びは制度だけでは根づかないのか、マネージャーは学びの場にどう関わるべきか、学びを現場の成果や組織変革にどうつなげていくのかを掘り下げます。また、伊達さんの新刊「世界の研究者はマネジメントをどう分析しているのか(労務行政)」にも触れながら、経験則や精神論にとどまらない、研究知に基づくマネジメントの捉え方についても考えます。人事責任者・人材育成担当者はもちろん、管理職育成に関心のある経営層や事業責任者にとって、学びを“個人任せ”にせず、“組織の力”へと変えていくヒントが得られる機会です。 トークライブのテーマ学ぶ組織づくりは、なぜ今マネジメント課題なのか学びを根づかせる組織は、何を設計しているのか学びを成果につなげるマネジメント変革とは何かスピーカーについて株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役 伊達 洋駆 氏神戸大学大学院経営学研究科 博士前期課程修了。修士(経営学)。2009年にLLPビジネスリサーチラボ、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。以降、組織・人事領域を中心に、民間企業を対象にした調査・コンサルティング事業を展開。研究知と実践知の両方を活用した「アカデミックリサーチ」をコンセプトに、組織サーベイや人事データ分析のサービスを提供している。著書に『イノベーションを生み出すチームの作り方 成功するリーダーが「コンパッション」を取り入れる理由』(すばる舎)や『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』(すばる舎)、『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』(共著;日本能率協会マネジメントセンター)などがある。2022年に「日本の人事部 HRアワード2022」書籍部門 最優秀賞を受賞。東京大学大学院情報学環 特任研究員を兼務。<最新著作>●世界の研究者はマネジメントをどう分析しているのか(労務行政)●組織と人を動かす科学的に正しいホメ方 ポジティブ・フィードバックの技術(WAVE出版/共著:黒住嶺)●組織内の“見えない問題”を言語化する 人事・HRフレームワーク大全(すばる舎)株式会社NOKIOO 代表取締役 小川 健三神戸大学卒業後、大手SIerで官公庁系のシステムインテグレーションに関わる営業職を経験後、2006年に浜松にUターン後はIT系企業でERPシステム導入コンサルティングや中堅・中小企業向けのマーケティング支援に携わる。2011年に株式会社NOKIOOを創業。地方都市から、新たなビジネス・ワークスタイル・組織の在り方を創造する会社として、IT/WEB開発事業を12年実施後、事業を組織開発・人材開発事業へ転換。地方から「人と組織の掛け算で共創あふれる社会」のための事業モデル・コミュニティづくりに挑戦中。浜松越境学習推進協議会(ハマエツ) 代表経営学修士(グロービス経営大学院)/ワークショップデザイナー(青山学院大学)