セミナーの注目ポイント:男性育休義務化と企業の対応2022年4月1日に施行された改正育児・介護休業法により、男性の育児休業取得の促進は新たな段階に入りました。厚生労働省の調査によると、男性の育休取得率は上昇傾向にあるものの、国際的に見ればまだ低い水準です。今回の法改正の大きなポイントは、企業に対して従業員への育児休業に関する周知と取得意向の確認が義務化された点です。具体的には、妊娠・出産の申し出をした労働者(本人または配偶者)に対し、企業は育休制度の概要や申し出先、育児休業給付金、社会保険料の免除などについて個別に説明し、取得の意向を確認する義務があります。さらに、子の出生後8週間以内に最長4週間まで取得できる「出生時育児休業(通称:産後パパ育休)」が新設され、分割して2回まで取得できるようになるなど、制度は大きく変わりました。企業はこれらの法改正に対応するため、就業規則の整備や社内の体制構築を実施する必要に迫られています。しかし、制度が整備されても、取得が進まない背景には根深い課題があります。「業務が滞る」「代替人材がいない」「職場の雰囲気が…」「上司の理解を得にくい」といった労働者側の不安や、企業側の「男性が育休を取得する必要性を感じない」という職場環境が、依然として存在します。これは男性に限らず、8割以上の取得率である女性社員にとっても同様です。予期せぬ欠勤で、会社やチームに迷惑をかけるのではないか。子育てと仕事の両立に漠然とした不安がある。以前のように働けず、仕事へのモチベーションが下がるのではないか。育児休業中の人材の多くが、休業から職場復帰に対して不安を抱えているのが現状です。男女問わず育休を取得し、仕事と家庭を両立させることが当たり前になるこれからの社会において、企業には育休・両立期というライフステージを踏まえた人材育成、組織のフォローアップ、そして企業カルチャーのアップデートが求められています。そのような多様な人材から最大のパフォーマンスを引き出すマネジメントやチーム運営、つまり『育休マネジメント』が、企業の生産性を向上させ、持続的な成長を実現する鍵となるのです。そこで本セミナーでは、多様な人材の活躍を起点に組織課題を解決する株式会社NOKIOOの小田木が、男性育休義務化という法改正の背景から企業が取るべき具体的な措置まで、以下の項目を解説します。男女問わず増え続ける育休取得者の実態と、法改正を踏まえた今後の動向育児と仕事の両立を目指す従業員が成長し活躍し続けるために必要なスキル・マインドセット両立を支援し、組織全体の生産性も向上させるためのマネジメント方法と環境整備本セミナーでは、企業カルチャー発信クラウド「talentbook」を提供する株式会社PR Tableから、二児の父でもあるPR担当の久保様にモデレーターとしてご登壇いただきます。社内外へダイバーシティ推進の一環として男性の育休取得事例や子育て層の活躍ストーリーを発信されている企業の取り組みもご紹介しながら、多様な働き方を受容するために育みたい「企業カルチャー」についてセッション形式でお届けいたします。<プログラム>登壇者の自己紹介・会社概要の説明NOKIOO小田木より講義パネラーディスカッション各社サービス紹介Q&A・アンケート◆このような方におすすめ経営者、事業主、または経営企画を担う方人事・労務担当者、ダイバーシティ推進を担う方組織全体の人材育成、教育研修を担う方従業員の働き方や職場環境の改善を検討している方中小企業の経営者で、男性育休への対応に課題を感じている方■注意事項当日のセミナーの録音、撮影はご遠慮ください。参加が難しくなった場合は、お早めにキャンセル手続きをいただきますようよろしくお願いいたします。営業目的や、個人の方はご遠慮いただいております。お申し込みはtalentbookセミナーページのフォームより受け付けております。■主催▼株式会社PR Table【企業カルチャー発信クラウドtalentbookを運営】 「つくって・届けて・分析する」情報発信の生産性を向上させます。 talentbook(タレントブック)は、社員の現在・過去・未来の「体験・想い中心」のコンテンツを発信する企業カルチャー発信クラウドサービスです。 広報・PRの情報発信を効率的・効果的にワンストップ・オールインワンで支援します。▼株式会社NOKIOO女性人材を起点に組織課題を解決することを”サステナブルな女性活躍”と位置づけ、女性人材の育成プログラムから、管理職研修まで多様な人材が活躍し企業価値の向上を実現できる幅広い人材育成ソリューションを提供。プロダクトに、育休者向けオンラインスクール「育休スクラ」、戦略的人材育成プログラムによる法人向け研修サービスなど。ゲスト講師紹介久保 圭太 株式会社PR Table Public Relations北海道札幌出身。二児の父。PRSJ認定PRプランナー。ネット専業代理店にて広告企画営業、人事戦略、PRの責任者を経て、2018年よりPR Tableに参画。カンファレンスやオウンドメディア発信などでPublic Relationsの探究活動を行いながら、コンサルタントとして導入企業様向けのコンテンツ企画・活用支援に従事。その後、CS組織の立ち上げを経て現職。自身の育児休業の経験も踏まえ、男性の子育て参加を積極的に推進している。