セミナーの注目ポイント2010年に短時間勤務制度が義務化されたことにより、女性の出産後の復職率は大きく改善されました。一方で、時短勤務制度利用の長期化によるキャリア形成への影響が次なる課題となりつつあります。問題は時短勤務制度の利用そのものではなく、復帰後「とりあえず」時短勤務を選択しているケースです。ヤマハ発動機株式会社では、3年前より産休取得前と復職時の社員、それぞれを対象とした「両立支援セミナー」を実施しています。時短勤務・フルタイム勤務、それぞれで復帰した際のキャリアについて自身に引き寄せて考える機会を提供し、長期的なキャリア形成に向けた周囲との対話や行動を促したことで、結果として、復職時の短時間勤務選択者が半減しました。今回はヤマハ発動機株式会社の川口さやか氏をゲストにお招きし、同社の「両立支援セミナー」の講師を務める小田木朝子と導入から定着までの課題や取り組みを進めるポイントについてお話しします。両立支援について何から取り組めばよいのか困っている、あるいは制度でとどめず、効果的な取り組みにしたいという方、ぜひご参加ください。※参加対象者 本セミナーでは、ご参加いただいた企業D&I推進担当者様・人事担当者の 課題感の共有や相談のお時間を設けているため、 【企業D&I推進担当者様・人事担当者限定】イベントです。本セミナーの内容■事例共有(60分)・両立支援の企画経緯(課題定義)、活動方針、具体的な取り組み内容・取り組みによる変化と成果・取り組み実行段階の“難点”と“その乗り越え方“■参加者交流(30分) チャットあるいは発言による質問や関心の共有(任意)ゲスト講師川口 さやか ヤマハ発動機株式会社 調達推進部 調達推進2グループ新卒でヤマハ発動機に入社後、二輪車の部品バイヤーを担当。リーマンショックの傷が薄れゆくなか、取引先の経営課題の多くが「人」に起因していることを感じ、2019年に社内の公募制度を利用して異動。異動先の人事戦略部ではD&I推進担当として女性活躍を中心とした研修の立ち上げ、講演会や社内イベントの企画運営を実施。両立支援では自らの育児休職からの復職での失敗を糧に、女性社員との対話を続けてきた。2022年3月より培った理論を実践すべく、元部署へ戻り現在へ至る。